ファイバーライン防滑仕上げは、バリアフリー新法記載のCSR滑り測定(防滑業振興協会実施)を行い、評価基準のクリアした仕上げです。
防滑仕上げ | 防滑面 | 平均値 | 最小値 | 最大値 |
---|---|---|---|---|
ブランク(未処理) | 0.14 | 0.13 | 0.15 | |
ファイバーライン#CLEAR | ![]() |
0.88 | 0.86 | 0.91 |
ファイバーライン#COLOR | ![]() |
0.75 | 0.74 | 0.76 |
床の種類 | 単位空間等 | 推奨値 |
---|---|---|
履物を履いて動作する床、 路面 |
敷地内の通路、建築物の出入口、屋内の通路、階段の踏面・踊場、便所・洗面所の床 | C.S.R=0.4以上 |
傾斜路(傾斜角:θ) | C.S.R−sinθ =0.4以上 |
|
客室の床 | C.S.R=0.3以上 |
![]() | CトップUV樹脂層 |
防汚性を高めます。同時に、バインダーの役割を担います。 | |
B防滑・着色UV層 | |
コーティング剤と、クリアー骨材、または着色骨材を組み合わせることで、表面をザラザラに仕上げます。 | |
Aベースファーバー層 | |
無溶剤UV樹脂とグラスファイバーを組み合わせることで、瞬時にFRP状のベースを作ります。 | |
@特殊プライマー | |
床材とコーティング剤の密着力を高めます。 |
バリアフリー新法内には、階段への転倒防止として、段差の識別が出来ること、滑り難い素材であることと記載があります。 最近では、階段の先端タイル1枚が違う色になっている場所も増えております。 ファイバーラインでは、識別と防滑を、大掛かりな工事にすることなく、少ない期間で同等の効果を持たせることが出来ます。
防滑仕上げ | 滑り測定値 | 表面イメージ | |
---|---|---|---|
ファイバーライン #CLEAR |
0.88 | ![]() |
![]() |
ファイバーライン #COLOR |
0.75 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ファイバーライン防滑仕上げは、ベースUV樹脂を床の種類に併せて選定することで、多種多様な床への転倒防止を可能にします。
床材 | 防滑可否 | |
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石材 | 御影石・大理石 | ○ |
人造大理石・テラゾー | ○ | |
タイル | 磁器質・せっ器質・陶器質 | ○ |
セラミックタイル | ○ | |
テラコッタ | ○ | |
化学床材 | 長尺シート・Pタイル等 | ◎ |
鉄・ステンレス | マンホール・縞鋼板・グレーチング等 | ○ |
ガラス | ○ | |
無垢材 | ◎ | |
複合フローリング | ◎ | |
シートフローリング | オレフィンシート | × |
コンクリート・モルタル | ○ | |
人工大理石 | ○ | |
FRP | ◎ | |
塗り床 | アクリル・ウレタン・エポキシ樹脂等 | ○ |
シリコン樹脂 | × |
@ベースファイバー層
・・階段の段鼻は表面の摩擦以上に、蹴り上げによる端からのダメージが大きいことが特徴です。そのため、下地となる樹脂に相当な強度が求められます。UV樹脂とグラスファイバーを組み合わせることで、高強度のベースを作ります。FRPと同じ原理です。
A無溶剤ソフトUV樹脂
・・塗布するUV樹脂は無溶剤ソフトUV樹脂です。ソフトUV樹脂は重歩行時の緩衝材にもなります。床の収縮にも対応するため、屋内、屋外どちらでも滑り止めが可能です。
B高硬度骨材
・・高強度のベースに加え、表面の接地部のダメージを減らすのが、高硬度骨材です。ベースファイバー層を作る際、表面に緩やかな凹凸を作ります。凹部を作ることで、入り込んだ骨材のダメージを減らし、長期間、視認の効果を維持する役割を担います。
2015年9月に行った駅の階段段鼻工事の経過写真です。1日の平均乗降者数は約37万人(ネット調べ)です。
2015年9月|0ヶ月経過時 | ![]() |
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2015年09月|4時間経過時 | ![]() |
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2016年8月|11ヶ月経過時 | ![]() |
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2017年9月|24ヶ月経過時 | ![]() |
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